子どもたちが生きていることに誇りと喜びを持てる地域社会を

神奈川子ども未来ファンド

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2009年 助成事業報告

片倉うさぎ山公園遊び場管理運営委員会

冒険遊び場

事業名
プレイパーク運営強化とプレイパーク出張事業
報告
2009年度の新しい取り組みとして、出張プレイパークを行いました。高層マンションが立ち並ぶ新しい“まち”には、子どもが増え続けています。外遊びに消極的で、コミュニティの薄い地域にある公園へ4回出張し、外遊びの楽しさや自然にふれる心地よさを感じてもらうためプレイパークを開催しました。回を重ねるごとに、遊びの素材を用意してくる人や異年齢のふれあいに感動する保護者の声を聞くことができました。

特定非営利活動法人くじらぐも

障がい児の学習支援

事業名
教育現場における支援方法講習会の拡大
報告
障がいのある子の支援方法講習会事業の2年目は、訪問した学校との関係がより密になりました。訪問校数は16校に留まりましたが、訪問から派生した相談対応は150回を超え、再訪問や電話を経て、先生が親向けの勉強会に参加されたり、先生と保護者の面談も実現しました。8組の親子へは継続した支援を行っています。子どもは、自分の周りのおとなが話し合い、見守る体制や訴えられる場所をつくったことで落ち着いた様子を見せるようになりました。

ウエスト神奈川女性の人権を守る会

DV被害者のシェルター

事業名
子どもの心身ケアのため、子ども担当スタッフの専門性強化
報告
シェルター入所児に対し、子ども担当スタッフ・ボランティアによる週2回のケアを行いました。ケアを充実させるプログラム研修は、スタッフ・ボランティア対象に7回実施しました。身体の感覚と気持ちを表現する呼吸法や、ダンス、体操等を学び、入所する親子に提供できました。DV被害を受けた親子は、辛い体験や不安を客観的に見つめ、押し込めていた感情を表出する変化が見られ、「ここへきて良かった」「自分を取り戻せた」と元気を取り戻し自立していきました。

特定非営利活動法人アンガージュマン・よこすか

ひきこもりの若者の就労支援活動

事業名
本屋でコラボで読み聞かせ事業
報告
ひきこもりの若者の就労支援を行う書店の読み聞かせ事業は、近隣商店街内の喫茶店と町内会館でも並行して行い、毎回盛況でした。書店員及び研修生は、他店や町会等とのやりとりから、多様なコミュニケーションを学べました。本事業の認知は2年間続けたことで定着、次年度以降は手芸や皮革細工、カラーセラピー、生花等多方面より講師を招き多様な講座を開講するまでに発展しました。

特定非営利活動法人 子どもセンターてんぽ

子どものシェルター

事業名
電話相談員養成事業、滞在者同行支援事業
報告
電話相談員養成は、週3日間3名(うち1名は9月まで)にOJTを行いました。電話相談広報カードを配布し、相談してきた子どもには、シェルタースタッフと連携しながら、入所案内や支援制度等の情報提供を行えました。滞在者同行支援は、年間83回延べ242.5時間を行い、対応マニュアルを作成しました。精神科受診等、常勤スタッフ又は子ども担当弁護士の同行が適切な場合が多いことがわかり、今後は、マニュアルを随時更新しながら対応し、退所者支援事業の確立にも活用します。

特定非営利活動法人シャーロックホームズ

不登校、ひきこもり、フリースペース・相談

事業名
不登校児童・生徒への学習支援(おっちー塾)
報告
「不登校理解と支援」を目的とした講演会を、9月と3月の2回開催し、保護者や相談機関・支援団体の方60名の参加を得られました。結果、相談件数15件、来談者は、のべ23名に増え、不登校に悩む保護者の安心に役立つことができました。日々の支援活動を通し、来塾する生徒も自信を回復しています。学校に通いはじめる子どももでてきました。広報活動では、パンフレットを2種類作成し、塾のPRに積極的に活用しました。

特定非営利活動法人 地球学校

外国籍児童の学習支援)

事業名
外国につながる子どもの日本語指導:独自の漢字学習教材作成
報告
外国につながる子どもたちが、グループで学ぶ漢字教材CD-ROM「漢字王決定戦」を作成しました。漢字への学習意欲を高めつつ苦手意識の解消を目指し、厳選した問題で構成した試作版は、外国につながる子ども支援の他の団体やボランティアへ紹介。寄せられた意見を基に更なる充実を目指し、また教材制作を通じて子ども達を支える団体との連携も広がっています。子ども達も協力してゲ-ムを楽しみながら漢字を習得しつつあります。

特別非営利活動法人まんま

子育て支援・親子サロン)

事業名
交通不便地域での商業施設出前ひろば
報告
商業施設でのひろば開催で、子育て情報の提供、手作りおもちゃの遊びや作り方の紹介、絵本の読み聞かせやエプロンシアター等を行い、保育士・助産師による相談会も、月1回程度実施しました。父や祖父母への子育てのアドバイスができ、母親からは買い物途中で気軽に相談が出来たと喜ばれ、情報提供を通じて、親子を地域の居場所へつなぐことができました。

子どもネット・コスモス

不登校、障がい児の学習支援活動

事業名
子ども学習サポート事業
報告
中学生のための学習ルームは、年間を通して一人ひとりの子どもにじっくり関わり、寄り添った学習支援を行えました。3月に開催した、発達障がい児への理解を進めるための「0歳からのふしぎでんでらマジカルコンサート」では、学習ルームの子どもも、準備段階から運営に関わりました。コンサート当日は、満員の会場から、子どもたちもステージに上って演奏に参加し、0歳からお年寄りまでの参加者が、満足そうな笑顔でした。