子どもたちが生きていることに誇りと喜びを持てる地域社会を

神奈川子ども未来ファンド

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2014年 助成事業報告

一般助成

特定非営利活動法人 在日外国人教育生活相談センター・信愛塾

日本で暮らす外国籍の子どもたちに、安心して過ごせる空間を用意しました

事業名
日本語を母語としない子どもたちへの「居場所」を生かした母語&日本語学習(外国籍の子どもたちへの支援)
助成金額
200,000円
助成報告概要
日本で暮らす外国人の子どもたちに「居場所」としてスペースを提供し、子どもたちが自分を隠すことなく安心して過ごせる空間を用意しました。ここでは母語も使うことが出来るので学校や地域社会で抱えるストレスを解き放つことができ、なおかつ教科学習や日本語学習も恒常的にできるので学力の向上にも繋がりました。また学習だけでなくスポーツや音楽、ピアノ、ゲーム、ハイキングなども行い、楽しく過ごす中で安心、安全に過ごすことも出来ました。またここで知り合った先輩(同じ境遇を経験してきた)の姿などを見て将来への希望を描くことが出来るようにもなりました。

日タイを言葉で結ぶ会 ラック パーサー タイ(RPT)

タイにつながる子どもたちの母語教室・学習サポート教室を開催しました

事業名
タイにつながりを持つ子ども達のための「母語教室」および「母語を大切にした学習サポート教室」開催(外国籍の子どもたちへの支援)
助成金額
300,000円
助成報告概要
<母語教室>
火曜日グループは7名、金曜日グループは5名で各々年間24回開催。9月から新たにスタートした川崎会場に金曜日グループから4名が移籍した為、横浜会場は暫時休会としました。夏休みに川崎東芝未来科学館見学会を開催。両教室の交流の場となりました。
<学習サポート教室>
小・中学生5名(うち2名は来日早々の入会)が参加し年間48回開催。保護者への対応を含め、タイ語を交えた継続的サポートの必要性が強く感じられました。

認定特定非営利活動法人スマイル オブ キッズ

こども医療センターに入院・通院する子どものきょうだい児を保育しました

事業名
病児のきょうだい児預かり保育事業(患者家族への保育)
助成金額
400,000円
助成報告概要
こども医療センターに入院や通院する子どもたちのきょうだいは、病室や診療室に入れず、院内のロビーや廊下などの室外で待機していることが多く、親の愛情が病児に向かっていて愛情不足でストレスをためて我慢していることが多い。この待機時間等を専門の保育士と楽しく遊ぶことで成長期の精神的なストレスを解消させることができました。親は保育記録で子どもの様子が解り、子どもの精神的な安定が図られ、保育後は、親からも自宅での子どもの様子が落ち着いていると好評を得ています。そしてそのことは親に対しての一つの安心サポートとなりました。(親の表情の変化が見られました。)

特定非営利活動法人まなの樹

発達障がい児の家庭での問題や困り感をじっくり伺い、指導者の教材を整理しました

事業名
発達障がい児の保護者における相談・ヒアリング事業の充実化(発達障がい児支援)
助成金額
300,000円
助成報告概要
いままで保護者の皆様との個人面談の回数が少なく、こちらから一方通行の報告書でお知らせしておりましたが助成金をいただき、面談の回数、時間を増やすことを可能にしていただきました。保護者のお気持ちを受け止めると共に、子どもたちが家庭で見せる問題や悩み、つまづき、困り感もじっくりと伺う事ができました。また、川崎市教育センター及び各小中学校共通の記録用紙を利用し保護者が面談内容を学校へ提出するケースもありました。現在神奈川県の基金で補助をいただき作成途中であります、独自教材を指導者用にデータベース化し、そこに子どもたちのつまづき、困り感などの特性項目を紐付けるというプロジェクトにおいては、この記録によって項目数をはるかに増やす事ができ、非常に精度の高いものとなりました。2015年度中に、この情報をデータベースへ入力し実際に稼動できる見通しです。お力添えに心から感謝いたします。

特定非営利活動法人W.Coパレット

地域の子育て支援力をアップ!連続講座と実習を実施し延べ68名が受講しました

事業名
発達障がい児理解のための講座及びスキルアップ研修(発達障がい児支援)
助成金額
175,600円
助成報告概要
3回の実習を含む連続講座の開催。述べ68名の参加しました。1回目目…どんな時に子育てしにくいと感じるかを出しあってみると、「親の都合」や「親の不安」「体面」からくるものだと気づきました。子育てしにくい事例を子どもの立場に立って考え、親の気持ちとのずれを実感し、「育てにくさ」の共通理解を図りました。2回目…青葉区内10ヶ所の広場や預かりの事業所で実習。3回目…実習先や日ごろ感じている子育て親子の関係性をもとに、講師を中心として「育てにくさを感じる親子へのこれからの子育て支援」を考え合い、子育てしやすい環境について話し合いました。子育て支援に関わっている方、関わっていない方が実習を含む講座を経験したことで、地域の子育て支援力アップの基礎ができたと考えます。

ママといっしょ!

安全な場所に引越しました!わかりやすい看板を設置でき、来場者が2倍になりました

事業名
地域の親子が安心して集える安全な場の提供(子育て支援)
助成金額
400,000円
助成報告概要
当団体は、横浜市親と子のつどいの広場を運営しております。今回いただきました助成金は、耐震面で不安のない、以前よりも広い物件への移転資金として使わせていただきました。具体的には、親子が安心して遊べるように、床一面をクッションフロアにし、また、広場の場所がよくわかるように、大きな看板を作成しました。その看板のおかげで、広場の周知が広がり、広場の利用者数が、昨年の2倍近くに増えました。

震災支援助成

とどろき学習室・よこはま学習室

都会で避難生活を送る東北の子どもたちに大学生が学習支援をしました

事業名
大学生による都会で避難生活を送る東北の子どもたちのための学習支援(中高生への学校授業の補習・受験勉強のサポートなど)
助成金額
400,000円
助成報告概要
私たちは、県内で避難生活を送る東北の子どもたちを対象に横浜市を川崎市とで週2回ずつ学習支援を行なっています。2014年度は被災3県出身の小学4年生から高校3年生までの45人が通い、高校3年生4人、中学3年生6人が進学を果たしました。夏期講習や面接対策、遠足、クリスマス会なども実施しています。また、夏期は宮城県東松島氏・石巻市で学習支援を行い、県内高校へ被災を伝える出張授業も行なっています。

「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会

放射線量の高い福島の子どもたちを4泊5日の保養プログラムに招待できました

事業名
福島の子どもたちのリフレッシュinかわさき(福島県内の親子40人を青年の家で行なう4泊5日の保養に招待)
助成金額
300,000円
助成報告概要
放射線量の高い福島で生活する子どもたちとその保護者44名を、7月30日から8月3日までの4泊5日、川崎市青少年の家で行なう第12回保養プログラムに招待しました。泥んこ遊び、プール、花火、スイカ割りなど、子どもたちの心身の健康増進、心ほぐしのための活動をしました。川崎市内の市民活動団体による太陽光発電の出前授業や、同宿する他団体の子どもたちとゲームをするなど、川崎市民との交流も実施しました。射能学習会や交流会を実施し保護者同士の親睦を図ることもできました。

特定非営利活動法人 Creative Movement & Dance ゆうゆう

被災地でムーブメント親子教室と支援者を養成しました

事業名
東北版「あそびのちからはいのちのちから」(現地でのムーブメント親子教室の開催と子育て支援者の養成)
助成金額
200,000円
助成報告概要
宮城県石巻市にて親子ムーブメント教室を行いました。ニーズに合わせ、年齢や対象を絞ったプログラムを展開。幼児向けでは、室内でも十分に運動量が確保できるプログラムと創造性を養うアートプログラムを実施しました。乳児向けには親子で楽しむ感覚遊びのプログラムを展開。その他にも障がいのある子、気になる家族、支援者向けの実技のプログラムと講演を行いました。次年度の親子教室だけでなく、支援者養成の土台を築くことができました。

いじめ・児童虐待防止助成

ハッピーのたろんプロジェクト実行委員会

児童養護施設の子どもたちと過ごす、大学生ボランティアを派遣しました

事業名
養護施設の子どもたちのための支援事業(養護施設の児童への支援)
助成金額
200,000円
助成報告概要
横須賀市内の児童養護施設へ学生ボランティアを派遣し、入所している幼児や小学生の遊び相手や学習のお手伝いをしています。施設職員や学校の先生、親とは違うお兄さん、お姉さんとのふれあいが、子どもたちにとってとてもいい影響を与えています。児童虐待防止の啓発活動の一環として児童養護施設の施設長さんを講師に学習会を開催しました。児童養護施設の現状と課題が良くわかり、これからの活動に活かせる学習会となりました。