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神奈川子ども未来ファンド

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2014年 選考結果報告

2014年助成は、41団体のご応募をいただきました。第三者機関である選考委員会が公正に選考にあたり、以下の10団体への助成が決定しました。

神奈川子ども未来ファンド 2014年 助成対象団体

助成総額 2,875,600円

団体名 事業内容 都市名 助成金額
特定非営利活動法人 在日外国人教育生活相談センター・信愛塾 <外国籍の子どもたちへの支援>
日本で暮らす外国籍の子どもへの母語&日本語学習支援
横浜 200,000
日タイを言葉で結ぶ会 ラック パーサー タイ(RPT) <外国籍の子どもたちへの支援>
タイにつながりを持つ子ども達のための「母語教室」および「母語を大切にした学習サポート教室」開催
横浜 300,000
認定特定非営利活動法人スマイル オブ キッズ <患者家族への保育>
病児のきょうだい児預かり保育事業
横浜 400,000
特定非営利活動法人まなの樹 <発達障がい児支援>
発達障がい児の俣護者に対する相談・ヒアリング事業の充実
川崎 300,000
特定非営利活動法人W.Coパレット <発達障がい児支援>
地域の子育て支援力アップ。「育てにくさを感じる」親子への支援
横浜 175,600
ママといっしょ! <子育て支援>
地域の親子が安心して集える安全な場の提供
横浜 400,000
とどろき学習室・よこはま学習室 <大学生による都会で避難生活を送る東北の子どもたちのための学習支援>
中高生への学校授業の補習・受験勉強のサポートなど
横浜 400,000
「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会 <福島の子どもたらのリフレッシュinかわさき>
福島県内の親子40人を青年の家で行なう4泊5日の保養に招待する
川崎 300,000
特定非営利活動法人 Creative Movement & Dance ゆうゆう <東北版「あそびのちからはいのちのちから」>
現地でのムーブメント親子教室の開催と子育て支援者の養成
相模原 200,000
ハッピーのたろんプロジェクト実行委員会 <養護施設の子どもたちのための支援事業>
養護施設の児童への支援
横須賀 200,000

神奈川子ども未来ファンド 2014年 助成選考委員

宮林 雄彦委員長
委員長
宮林 雄彦氏(浄土宗大光院 代表役員 住職)
副委員長
新井 聡子氏(横浜弁護士会子どもの権利委員会 委員)
委員
高取 しづか氏(NPO法人JAMネットワーク代表)
西川 正氏(NPO法人ハンズオン埼玉 常務理事)
冨樫 匡孝氏(NPO法人自立生活サポートセンター・もやいスタッフ)

2014年 助成対象団体講評

選考を終えて

宮林 雄彦氏
どれも熱意がほとばしるものばかりで選考は困難を極めましたが、5名の委員の誠意と事務局の的確なサポートにより対象団体を決定することができました。今後とも本事業に皆さまのご支援ご協力をいただき、より多くの事業に助成したいと願っています。
新井 聡子氏
残念ながら助成対象にならなかった事業にも、すばらしい活動がたくさんありました。子どもたちのために有意義な活動をされている団体がとても多いことに驚くとともに、皆さんの熱意に敬意を表します。
高取 しずか氏
応募団体の企画書と予算書をじっくり読ませていただき、皆さまの活動への思いが伝わってきて、選考に苦労しました。新設の「いじめ・児童虐待防止助成」分野において、より先駆的で効果的な事業を期待しています。
冨樫 匡孝氏
普段は助成金をいただいて活動する立場ですので、必ずしも応募書類に書ききれないこともあるだろう、とも思いながらの、非常に悩ましい作業でした。「現場のニーズに応える」という思いで始まった活動が、継続性を獲得するための一歩を踏み出すことの困難さもまた感じました。
西川 正氏
今回の選に漏れた団体の方も含めて、申請用紙から各団体の子どもたちを応援したいという熱い気持が伝わってきました。この気持ちの交換、交流が、神奈川子ども未来ファンドの役目なのだとあらためて実感しました。

選考経過

「一般助成」「震災支援助成」に加え、設立10周年を期に「いじめ、児童虐待防止助成」を新設し、深刻さを増すいじめや児童虐待など緊急課題に取り組むこととなりました。

総応募件数は前年より11件多い41件(一般助成は新規応募が17件、前年からの継続応募が4件。震災支援助成は新規応募が8件、継続応募が2件、いじめ・児童虐待防止助成は1O件)、応募総額は、22,557,600円(前年比4,858,600円増)でした。

「一般助成」には、事業の必要性や先駆性、目標と内容との整合性、波及効果などの視点から検討を行い、活動の充実、拡大が期待できる3事業を新規の助成対象とし・継続応募には継続・発展性などを検討し3事業を対象としました。

「震災支援助成」は、震災後3年の二ーズや必要性等を考慮し「いじめ・児童虐待防止助成」は、取り組みの内容等について検討を重ねました。

その結果、10事業(一般新規3件・一般継続3件、震災支援新規1件、震災支援継続2件、いじめ・児童虐待防止1件)、総額2875,600円の助成を行うことに決定しました。

助成対象団体 講評

特定非営利活動法人 在日外国人教育生活相談センター・信愛塾

<一般助成 継続>

事業名
外国籍の子どもたちへの支援
助成金額
200,000円
応募事業概要
日本で暮らす外国籍の子どもへの母語&日本語学習支援
講評
在日外国人の子どもたちに、安心して過ごせるスペースを確保し、週4日、母語を話せるスタッフを配置し、母語でも学習することができる環境を用意する。 日本語を母語としない子ども達が集まり、学習やスポーツ、宿泊交流会、ハイキングなどの機会を通し、楽しく過ごせる時間と空間を用意する。

日タイを言葉で結ぶ会 ラック パーサー タイ(RPT)

<一般助成 継続>

事業名
外国籍の子どもたちへの支援
助成金額
300,000円
応募事業概要
タイにつながりを持つ子ども達のための「母語教室」および「母語を大切にした学習サポート教室」開催
講評
母語力保持を目的とし、横浜市内2ヶ所で「教室」を開催。タイの文化、習憤、歴史等をタイ人メンバーが伝え、国語・算数の基本的学習を日本人メンバーがサポートしている。活動内容をチラシやホームページ等でさらに詳しく紹介することによって、参加児童生徒、メンバーを募集し、活動の充実、発展を図る。

認定特定非営利活動法人スマイル オブ キッズ

<一般助成 継続>

事業名
患者家族への保育
助成金額
400,000円
応募事業概要
病児のきょうだい児預かり保育事業
講評
神奈川こども医療センター近くの患者家族滞在施設、リラのいえで入院・通院している病児のきょうだいを保育。急な要望や休日などにも対応できるように多めの保育士の登録をする。不安を抱え我慢をしている子どもたちが楽しく過ごせ、精神的安定を保ち、そして家族も安心して病院に行けるよう体制を整える。

特定非営利活動法人まなの樹

<一般助成 新規>

事業名
発達障がい児支援
助成金額
300,000円
応募事業概要
発達障がい児の俣護者に対する相談・ヒアリング事業の充実
講評
発達障がいとその周辺域とされる子ども達の学習指導等を行ってきた。保護者の要望に応え、面談回数を増やし、希望により学校の先生と情報を共有する。面談における保護者の意見、子どもの成長、変化そしてその背景や特性を独自教材のデーターベース化事業に生かし、関係者に利用してもらえるものにする。

特定非営利活動法人W.Coパレット

<一般助成 新規>

事業名
発達障がい児支援
助成金額
175,600円
応募事業概要
地域の子育て支援力アップ。育てにくさを感じる」親子への支援
講評
子育て支援者、スタッフのスキルアップのための「障がい児理解の講座」「スキルアップ研修」を開催し、「育てにくさを感じる」親子への支援をしていく。障がい児を育てた母親から話を伺ったり、「一時預かり」「子育てひろば」を体験していただき、多様な子育ての理解につなげる。

ママといっしょ!

<一般助成 新規>

事業名
子育て支援
助成金額
400,000円
応募事業概要
地域の親子が安心して集える安全な場の提供
講評
施設移転後の内装工事、備品購入により、耐震を強化し親子が安心して集える場を提供する。開催日も週4回に増やし、近隣の方の利用を増やす。また、赤ちゃんスペースと歩くことが出来る子どもたちのスペースに区切り、どの年齢の親子も、一緒に安心してのびのび利用できる広場にする。

とどろき学習室・よこはま学習室

<震災支援 継続>

事業名
大学生による都会で避難生活を送る東北の子どもたちのための学習支援
助成金額
400,000円
応募事業概要
中高生への学校授業の補習・受験勉強のサポートなど
講評
県内で避難生活を送る東北の中高生を対象に、横浜市と川崎市の2教室で週2回ずつ学校授業の補習や受験勉強のサポートを行っている。また、夏季の宮城県での学習支援、震災とのつながりを考える高校への出張授業のほか、新たに活動報告会、川崎市中原区での東北支援プロジェクトも行っている。

「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会

<震災支援 継続>

事業名
福島の子どもたらのリフレッシュinかわさき
助成金額
300,000円
応募事業概要
福島県内の親子40人を青年の家で行なう4泊5日の保養に招待する
講評
2011年サマーキャンプを開始。これまでに10回の保養事業を実施。不安を抱えて生活する福島県内の親子に対し、心身ともに解放できる環境を提供しリフレッシュしてもらう。子どもだけのプログラムや親対象の交流会を設け、川崎市民との交流、福島の参加者同士のつながりを積極的につくる。

特定非営利活動法人 Creative Movement & Dance ゆうゆう

<震災支援 新規>

事業名
東北版「あそびのちからはいのちのちから」
助成金額
200,000円
応募事業概要
現地でのムーブメント親子教室の開催と子育て支援者の養成
講評
宮城県石巻市を対象に、子どもの発達と幸福感を育むための効果的な室内遊びのプログラムを開発・実践するため、現地で親子教室を開催。また、遊びの場が定着するよう、親や支援者への室内遊びの研修を行ない、限られた環境でも遊具を有効的に活用し、遊びを展開できるように養成する。

ハッピーのたろんプロジェクト実行委員会

<いじめ・児童虐待防止助成 新規>

事業名
養護施設の子どもたちのための支援事業
助成金額
200,000円
応募事業概要
養護施設の児童への支援
講評
児童養護施設に入所する子どもたちは様々な事情を抱えているが、多くが虐待を受けた経験があり、情緒的に不安定な子どもも多い。施設へ大学生のボランティアを派遣することにより、学習や生活の支援に加え、情緒的なサポートが期待できる。児童虐待防止やボランティア資質向上のため、学生や市民に向けた学習会等を催す。