子どもたちが生きていることに誇りと喜びを持てる地域社会を

神奈川子ども未来ファンド

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2011年 助成事業報告

特定非営利活動法人 子どもセンターてんぽ

子どものシェルター

事業名
居場所のない子どもの電話相談事業
報告
10代後半の子ども達に関する電話相談は、通年月・水・金の13~17時に行い、年間164件の相談がありました。子ども本人からの相談は42件で、相談対象者の性別は、女子101件、男子53件、不明10件でした。また対象者の年齢は、多い順に、1,18歳64件、2,17歳21件、3,19歳18件でした。電話相談の結果、関係機関や相談者に対するアドバイスを行ったり、子ども本人と会って詳しい事情を聴いた上で、親権者等との調整や生活保護申請への同行などの支援を行ったケースもありました。

特定非営利活動法人ひだまりの森

子育て支援

事業名
「ひだまりの森 子育て期の相談」環境再整備事業
報告
公的受託事業の相談事業廃止後,とにかく相談を継続してほしいとの要望を受け,共同オフィスで電話1回線での再出発をしたのですが、電話が繋がりにくい等問題が山積していました。助成をいただいたおかげで相談室の環境整備ができ,電話回線を2回線にし、1300件を超えるまでに相談件数も増加。新人研修や他団体支援者を交えての研修も13回実施し,スキルアップと連携を図ることができました。孤立した方からの相談が増え,身近な相談のニーズを改めて感じています。

特定非営利活動法人ピアわらべ

子育て支援

事業名
事務局の拡充
報告
2011年10月、横浜市認定家庭的保育室ピアピアを開所。「地域の中で子どもが育つこと」を大切にしています。就労家庭の支援が出来るようになったことで支援の幅が広がりました。また、「ほどがや人、町、文化振興会」に出会い、行政、市民活動団体、企業などと連携し、多世代交流の場の提供を行いました。異業種、多世代とのつながりが持てた成果は大きく、地域のニーズにこうしたつながりを生かし、2012年度の新規事業「子育て応援隊ピアンド」で応えていきたいと思っています。

エスコラ アクアレラ ブラジル

外国籍児童の学習支援

事業名
エスコラ アクアレラ ブラジル さくら教室
報告
外国籍の児童への学習支援を中心にプログラムを組み、前年同様、日本の小学校入学へのプレスクール教室を主たる活動として開始。支援者を増員し、日本語支援と情操教育を合わせたサポートを目指しました。東日本大震災の影響で母国に家族と帰国する子どもが多く、期当初のプレスクール対象児童は6人でした。その後、活動場所の責任者不在と助成金による運営への理解不足の状態が続き、支援活動に大きな支障が生じ、残念ながら12月末をもって活動を停止せざるを得ない状況になりました。

音楽療法 ぐるーぷ響

障がい児支援

事業名
音楽療法のための環境整備
報告
発達に心配のある子どもへの集団音楽療法と指導者と1対1の個別療法を実施しました。集団療法ではCDに合わせたリズム打ち、体操、ヨガ、指先の訓練、机上課題などバランスよくプログラムを組み立てて行いました。個別療法では集団ではできない個々へのきめ細かい内容で、音楽を楽しみながら、非言語のコミュニケーションや社会性スキルを身につけることができました。子どもたちが、ただ楽しい時間を過ごすだけでなく、日常生活の中でも自信を持って過ごせるよう、手を差し伸べて導くことができたと思います。

学童保育スキップ鷺沼保護者会

学童保育

事業名
自主学童保育パワーアップ事業
報告
保護者あるいは親子で知識を身につける事で、より質の高い子育てが出来るよう、コミュニケーション講座やマネー講座などを行いました。この結果、保護者同士がお互いを知り合う機会となり、情報交換や協力しあえる関係ができ、学童での活動もスムーズになりました。また、講座を通して親子のコミュニケーションが深まり、実用的な講座では、すぐに子育てに活かせる知識を得る事が出来たとの感想も寄せられました。

社会福祉法人 杜の会

児童養護施設の学習支援

事業名
児童養護施設「杜の郷」算数教室及び個別支援家庭教師事業
報告
児童養護施設の子ども達の課題としてあげられる「学習」。杜の郷では算数教室と、学習ボランティアという二本立てで、子ども達に学習支援を実施しています。地域社会で「生きる力」を育てたいという想いから、学習は暗記ではなく、「考える」ことに重点を置いて行っています。それぞれの子どものペースはあるものの、着実に「話を聴く」、「集中する」、「自ら取り組む」という力が育ち、学校の成績表にも嬉しい変化が見え始めています。