子どもたちが生きていることに誇りと喜びを持てる地域社会を

神奈川子ども未来ファンド

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2010年 助成事業報告

片倉うさぎ山公園遊び場管理運営委員会

冒険遊び場

事業名
プレイパーク運営強化とプレイパーク出張事業
報告
2010年度は、出張プレイパークを地域の子育て中の親10人と共に企画、準備・実施できるようになってきました。毎回の振り返りで、プレイパークの趣旨の共通理解や地域との連携、利用者への視点も広がり、地域の世話人も意欲が高まっています。愛護会の倉庫に道具を置けるようになり、準備片付けの負担が軽減されました。2011年度は、親たちが区に助成申請をしてプレイパークを開催することとなり、神奈川区にまた一つ、子どもの遊び場が誕生しました。

特定非営利活動法人子どもセンターてんぽ

子どものシェルター

事業名
電話相談員養成事業、事務局体制整備事業
報告
電話相談員養成は、2009年から継続の2名と新規採用1名の計3名にOJTを行うことで,基本的な応対ができるようになりました。電話相談会議を定期的に行い,マニュアルの見直しや,記録用紙の改善などを行っています。事務局体制整備は、週2日勤務の事務局員が、1,会計業務、2,会議開催調整、3,印刷物の発注、4,助成金申請の補助業務等を担うことで、事務が円滑に遂行されるようになりました。

ウエスト神奈川女性の人権を守る会

DV被害者のシェルター

事業名
子どもの心身ケアのため、子ども担当スタッフの専門性強化
報告
DV被害親子の心理と「マインドフルネス」という支援スキルを学ぶ研修10回を、子ども担当スタッフとボランティア、平均11名が受講しました。困難事例への理解が深まり、対応を向上させることができました。シェルター入所の親子に、呼吸法やお手玉を使った延べ74回の支援を行う中で、親子関係が改善したケースもありました。支援スキルが広く活用されるようにシンポジウムを開催、65名の参加を得て成果を発表しました。

特定非営利活動法人ひだまりの森

子育て支援/相談活動

事業名
ひだまりの森「子育て期の相談室」開設および基盤づくり事業
報告
公的機関の相談事業の廃止後、ファンドの助成を受けて、自主事業として「ひだまりの森子育て期の相談室」を開設することができました。電話を1回線に削減した再スタートだったため、年間相談数を従来の半分700件と想定しましたが、相談実数は1,000件にのぼりました。相談内容は、メンタル・虐待・人間関係・孤立が7割以上、相談者の8割が母親です。「専門的支援より不安や気持ちを聴いてもらいたい」という声が多く、改めてニーズを感じています。

特定非営利活動法人ピアわらべ

子育て支援/親子サロン・保育

事業名
法人事務局の整備
報告
1,事務局専用のパソコンを購入し、外部との連絡、事務局からの発信などが可能になりました。
2,地域や利用者に対して広報が出来た事で、会員数が2倍に、ボランティアやスタッフ人材登録数が、前年比で2.5倍に増えました。
3,助成金申請を積極的に行えるようになり、事業助成3件、物品助成1件、応援賛助金1件、計5件を受ける事ができました。
4,体制が整ったことで、地域の会議、イベント参加や講師依頼に対応出来るようになってきています。

エスコラ アクアレラ ブラジル

外国籍児童の学習支援

事業名
エスコラ アクアレラ ブラジル さくら教室
報告
日系人児童の教育機会と質の確保のため、エスコラアクアレラ在籍の児童へ日本語指導を、園児に情操教育とプレスクール活動を行いました。約30名の児童園児が支援を受け、うち園児5名が、2011年4月に近隣の公立小学校へ入学しました。2010年夏以降は、園児の入学予定の小学校と連絡を取り、円滑に就学できるよう計画的に支援を行いました。助成金による日本語教材の購入やコピー機リースで、不足していた母語教材にも著しい改善が行えました。

カラカサン~移住女性のためのエンパワメントセンター

外国籍生徒の学習支援

事業名
外国につながる思春期の子ども達の学習・表現活動支援事業
報告
虐待、DV被害等の経験を持つフィリピンを中心とする外国につながる思春期の子どもたちの表現とコミュニケーション活動として、月2回のダンス教室、料理作りや季節ごとの活動を行いました。また、授業からドロップアウトしている小学校高学年から中学にかけての子どもたちを対象に、ボランティアの協力による学習支援も行いました。こうした支援により、2011年3月に中学卒業の子ども9人全員の高校入学が実現しました。

特定非営利活動法人ふぁみりーさぽーとのあ

フリースクール活動

事業名
フリースクール事業 のあインターナショナルスクール
報告
2010年度は、ひきこもり、不登校などの子どもを含む6人の子どもが入学、喜んでスクールに通ってきました。ある子どもは、クリスマス会で、ゲーム進行役が務められるまでに成長しています。助成を受けて、ボランティアスタッフ25名へ交通費支給ができたことで、行事、学習へのサポートを積極的に要請でき、よりきめ細やかな指導・支援、フォローが可能となりました。