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神奈川子ども未来ファンド

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2008年 助成事業報告

特定非営利活動法人 苗場つぼみの会

事業名
障害児学童余暇支援事業
報告
当会は障害のある子ども達の放課後や長期休暇中の支援活動をしています。放課後活動は障害のある子ども達の発達保障、親のレスパイト・就労保障のためにとても必要な活動です。活動を始めて10年が経ちます、ニーズはとてもありますが、国の制度もなく運営が厳しい状況でした。今回、助成金をいただけたおかげで、横浜市の放課後施策に円滑移行ができ、たくさんいた待機児を減らすことができました。

特定非営利活動法人アンガージュマン・よこすか

事業名
本屋で子どもたちに読み聞かせ事業
報告
「ひきこもり」と呼ばれる状況の若者の就労支援で書店を開いています。商店街の協力を得て商店街事務所や商店などにポスターを掲示したり、付近の幼稚園や保育園等にも広報を行い読み聞かせ事業を行いました。本法人職員が関りながら、書店員とともに事業を実施する予定でしたが、途中より書店員が自主的に企画、運営をするようになりました。本事業が商店街の中での一イベントの発端となったこと、書店員の成長に有意義であったことが本助成の大きな価値です。

教育支援グループ『Ed.ベンチャー』

事業名
教育支援活動の周知と事務局機能の強化を通じた安定的運営の実現
報告
事務局機能の強化を主軸に、外国人をはじめとする弱い立場の子どもたちに対する教育支援活動を行いました。周知活動の結果、会員の拡充、教員対象の学習会への参加者の増加が推進されました。同時に、児童生徒支援を行う外国人青少年による当事者活動「すたんどばいみー」においては、他の活動との連携の中で教員の積極的な協力を得ることができ、教材ライブラリーの活用とともに、子どもたちの支援の場の充実につながりました。

特定非営利活動法人くじらぐも

事業名
教育現場における支援方法講習会
報告
小中、高等学校に出向き(実数訪問校17・担任31名・電話対応100回以上)発達障害児等の「親子への理解」と「学校現場での具体的支援方法」の研修や話し合いを続けました。教師やコーディネーター等の研修会でも話す機会を得、「子ども支援は母親支援から」という事を実感して頂く成果も上がりました。教師と保護者との距離も縮まり、クラスに溶け込めた報告も7件有り、「特別支援教育」を理解したい教師と母親同席の勉強会も実施出来ました。

片倉うさぎ山公園遊び場管理運営委員会

事業名
事務局の開設・プレイパーク運営強化事業
報告
助成金でパソコン・プリンターなどを購入し、事務のできる環境が整いました。プレイリーダーは、現場を終えて振り返りを行い、その日のうちに記入した日誌をスキャンして運営委員へメールすることで、迅速な共有ができるようになりました。専属事務員がいることで外部からの問い合わせにすぐに対応でき、会議がいつでも行える、運営しやすい環境になり負担が減少されました。その分子どもたちに向かい合える時間が増えました。

ウエスト神奈川女性の人権を守る会

事業名
子どもの心身ケアのため、子ども担当スタッフの専門性強化
報告
DV被害からのがれて、母親と外出禁止のシェルターに滞在する子ども達のために、子ども担当スタッフを配置する人件費として助成金を活用しました。またスタッフとしての専門性を高めることにも取り組みました。そのために石井朝子氏と柴田愛子氏を講師に招き、8回の研修会を行いました。その結果、子ども担当スタッフの意欲が向上し、DV被害親子の心身の癒しに役立てることができました。

ことぶき学童保育

事業名
ことぶき子ども広場事業・たより多言語化
報告
「今日はお姉さん来るの?」ファンド助成金で週一回雇用しているアルバイトの大学生が待ちきれず、何日も前から尋ねてくる子どもがいます。一つ下のフロアで始まったばかりの「ことぶき青少年広場」は、ファンド助成金による活動を実績の一つとしてアピールし、横浜市の「青少年の活動拠点事業」として 認可を受けることができました。スタッフには、ファンド助成金でアルバイトをし経験をつんだ学生も参加しています。