子どもたちが生きていることに誇りと喜びを持てる地域社会を

神奈川子ども未来ファンド

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2007年 助成事業報告

渋谷きんりん未来の会

事業名
地域の居場所・支え合いの場におけるスタッフ研修プログラムの実践的開発
報告
学校開放事業として、子どもの居場所作りに大きく関わるスタッフの対応について、専門家に話を聞いたり、子どもと遊べる工作等のスキルを学びました。様々な家庭事情や背景を持った子どもとの関わりの中で、普段の何気ない対応に納得したり、考えを改めたりと、幅を持って子どもと接することができるようになりました。それにより工作にも集中して取り組む子、自由に遊びながらもルールを意識してくれる子が少しずつ増えています。

特定非営利活動法人 在日外国人教育生活相談センター・信愛塾

事業名
「在日外国人とつくるふるさとづくり~小さな輪を 大きな輪へ」事業
報告
達は分け隔てなく地域ぐるみで育てられるべきで、すべての子ども達にとって、この町は「ふるさと」であってほしい。信愛塾と地区社協を中心に、学校、地域ケアプラザ、連合町内会等で実行委員会を組織し、多文化交流事業を中心に実践しました。子ども達は、地域の人たちの中に入り、イベントスタッフ等で積極的に参加することができました。初年度の実績をもとに、今後は、地区地域福祉保健計画に位置づけて継続します。

鎌倉中央公園を育てる市民の会

事業名
「小中学生のための体験学習」の指導マニュアル・報告書の作成
報告
07年度は、3小学校4学年、4中学校2学年、不登校のための支援教室の生徒等、通算46回、総勢1,010名の子ども達を受け入れました。初めて近隣2校からも受け入れができました。指導員は毎回、活動を振り返り、よりよい指導をと話し合いを重ねました。それを基に、イラスト、図、写真も加えて完成した「谷戸の体験学習の手引き」を、更なる参加を呼びかける目的で教育関係機関に配布し、今後の広がりが期待されます。

カラカサン~移住女性のためのエンパワメントセンター

事業名
フィリピンにつながる子どもサポート協働事業
報告
ドメスティックバイオレンスの目撃や虐待経験のため、心に傷を負っている主にフィリピンにつながる子ども達のサポート事業を地域の諸団体と連携して行いました。2度連続で助成をいただいたことにより、ボランティア確保に力を注ぐことができ、多くの協力を得られるようになりました。子ども達は、野宿者や街づくりグループとの交流や野外活動を通じて、きずなが深まり、自発的に企画の準備をするようにまでなりました。

ことぶき学童保育

事業名
高学年をターゲットにした活動の充実、ボランティア体制の拡充・安定化
報告
「子ども広場」アルバイト雇用もすっかり定着。子どもたちもアルバイトの若者が来るのを楽しみに、あれこれと遊びにつきあわせているようです。4人の大学生がローテーションで入り、他の行事の際にもこの4人がボランティアの中心になるという効果が広がっています。今年に入ってから来所児童数が増えていますが、助成金による教材費拡充のお陰で、工作やお菓子作りの素材の質を落とさずに子ども達が活動することができています。

茅ヶ崎公園自然生態園 管理運営委員会

事業名
水辺探検隊
報告
水辺探検隊の活動に2度の助成をいただき、機材やカリキュラムなど、活動に必要な物が揃ってきました。子ども達は生態園や周辺地域での生物観察や外来種の解剖などの体験を通じて、より地域の自然への興味を深めることができました。探検隊卒業生によるザリガニ釣り(駆除が目的)のイベントが企画されており、今後は、探検隊を通じて自然生態に関する知識と保全への熱意を得た子ども達による取り込みも積極的に行っていく予定です。